こんにちは!えび妻です!
「夫がうつ病になった時の子どもへの対応シリーズ」も終盤に差し掛かってきました。
前回まではこちらからどうぞ。
パパが毎日家にいるようになった時、子どもへ伝えたこと
職場との協議も終了し、休職期間に入った夫。
職場から解放されたとはいえ、そして服薬したからといって、急に症状が良くなるわけでもなく、、、。
朝は全く起きることができず、子供達が学校や幼稚園へ行ってしばらくしてから、ダルそうに起きて来て、またソファーで横になる毎日が続いていました。
食事は少しづつ摂れるようになったものの、ムラがあり、特に朝は食べられないことが多く、ソファーで横になっているうちに、いつもそのまま寝てしまうような感じでした。
休職に入った当初は、昼間も寝室にいることが多く、子どもにとっても、パパがいるのかいないのか、分からないような日が続いていました。
パパのこと、病気のことを、子ども達に話すにも、夫の前ではゆっくり話すことが出来ず、いつも、習い事のスイミングに行く車の中で、話していました。
みんなに話があるんだ。
大事なことだから、よく聞いてほしいの。
パパね、最近とても疲れていたでしょう。
それでね、しばらくお仕事をお休みすることになったの。
体をゆっくり休めて、元気になってもらうために、お家にいることになったんだよ。
だから、これからしばらくは毎日パパがいるからね。
みんなで、優しくしようね。
実際、どんな反応をするんだろう、、、。
そう思っていましたが、子供達は意外にも、すんなり受け入れてくれました。
あー、そうなんだー。
疲れてたもんね。
いいなぁーパパ、毎日お休みかぁー
って。
普通にしてくれることに、ホッとしました。
そして夫は、お薬の力も借りて、少しづつ体調のいい日も増え、笑顔も少しづつ増え、安定した生活を送れるようになって来ていました。
昼間2人で買い物に出かけたり、家の中を掃除したり、出来るようになった頃、
長男がふと、
今日友達に、なんでお父さん毎日家にいるの?って聞かれてさー、
あ、今日はたまたま休み、って誤魔化したさ。
と言ってきたのです。
その時には、あー、気を遣わせていたんだなぁ。
と言い様のない、切ないような、申し訳ないような気持ちになりました。
そして、
パパって、病気なんでしょ?
俺知ってるんだ。
うつ病ってやつなんでしょ?
と話してきたのです。
私は正直、やっぱり分かっていたのか、、、
と思いました。
うちの長男は、色々なことに敏感で、親の話もよく聞いているし、夫や私が読む、本のタイトルも、ちゃんと見ていたんだと思います。
ここは隠さずに、ちゃんと話そう。
そう心に決めた私は、夫の病気のことを包み隠さず話すことにしました。
パパはうつ病という病気だということ。
今は、お薬を飲んで元気を出していること。
治療には長い時間がかかること。
みんなと遊ぶ体力がなくなっていること。
心がとても疲れてしまっていること。
長男に分かっていてほしいことは、全て話しました。
長男は、ときより、
え?元気が出る薬があるの?
いつまでお仕事はお休みするの?
なんで病気になっちゃったの?
いつから病気だったの?
と、疑問を沢山ぶつけてくれました。
それに1つ1つ、理解できるよう分かりやすいよう、丁寧に答えていきました。
隠し事をしないことで、タブー視しないことで、パパの今の状況が特別ではなく、誰でもなり得る病気であること。異常ではないことを伝えられたような気がします。
そして、それは夫にも生き易くあってほしい。ありのままでいてほしい。弱っているところも、気持ちの浮き沈みも含めて、そのままの姿を子ども達にも見せてほしい。
それでいいんだ。と自分を認めてあげてほしい。という気持ちもありました。
子ども達に病気のことを話してからは、私自身、気持ちが楽になりましたし、1人で抱え込まなくても良いような気持ちになることができました。
毎日が楽しく、家族それぞれが伸び伸びと日々を過ごすことができるようになりました。
夫が病気になって、たくさん涙したことも、絶望を感じ浮かない毎日を過ごしたこともありましたが、それ以上に家族で長い時間一緒に過ごせたことや、家族としての在り方、夫の大切さ、子どもへの愛を再確認することができました。
この、我が家にとって大きな大きな出来事が、この先の家族人生を必ず良いものにしてくれると確信しています。
辛い辛い毎日を過ごした夫にも、そうであってほしいと切に願っています。
夫も、まだまだお薬の力も借りている毎日ですが、このまま家族仲良くお互いを支え合い毎日を過ごしていきたいと思っています。
長くなりましたが、夫がうつ病になった時の子どもへの対応も、これで終了です。
お付き合い、ありがとうございました!!