思いつきな生活

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夫がうつ病になった時の子どもへの対応〜第3話〜

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こんにちは!えび妻です。

 

それでは今日も、先日に引き続き「夫がうつ病になった時の子どもへの対応」を書いていきたいと思います。

長げぇーな、何話まであるんだよ・・・とは言わず、是非ともお付き合い頂けたら嬉しいです。

 

第1話から2話まではこちらからどうぞ〜。

www.sykar.net

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夢の国から・・・地獄へ。

とても長く感じたフライトを終え、夢の国へ向かった私達夫婦は、もう既に疲労感でいっぱいでした。

その反面、子ども達は本当に嬉しそうに、物珍しそうに、あここち見て、とても楽しそうにしていた事が嬉しかったのを覚えています。

ただ長男だけは、時より ふと、浮かない表情でいた事が気掛かりで、タイミングを見て、しっかりと2人で話をしなくてはな、と思っていました。

 

夫はといえば、もう歩くのも辛いといった感じで、みんなの歩みについて行くことだけで、必死そうに見えました。

 

今回の旅行では、憧れの東京ディズニーシー・ホテルミラコスタに宿泊したため、1日目は夫をホテルで休ませて、たまに様子を見に行くこともできましたし、近くにいるという安心感があり、夫以外の私達はとても楽しむ事ができました。

2日目には、夫も一緒にディズニーランドへ行き、少し調子良さそうに、子ども達と一緒に過ごす姿は、本当に嬉しかったです。

 

ディズニーランドって、やっぱり本当に夢の国なんだ!!

 

私もこの時ばかりは、とても楽しかったです!

  

長男とは、1日目のディズニーシーにいる際、歩きながら夫の話をしました。

 

ママ、、、パパ飛行機で泣いてたよね?

目真っ赤にしてさ、なんで泣いてたんだろ。

何が悲しかったんだろう?

 

と話してくれたので、

 

きっと、お仕事が忙しくて疲れすぎて

体、辛かったのかな?

悲しく無くても、辛くても涙が出るんだよ。

ディズニーに行く前、行けるか不安がっていたでしょう?

だから、飛行機に乗ったら不安になっちゃったのかな?

でも、今ホテルで休んでるから、明日にはきっと少しよくなるよ。

パパが泣いてて、びっくりしたよね。

どうしたらいいか、わからなかったよね。

でも、パパをそっとしておいてくれて、ありがとうね。

パパが元気になるの、少し時間がかかると思うけど、気長に待っていようね。

 

と伝えました。

 

きっと子どもにとっても、パパの涙は衝撃的だったに違いありません。

 

きっと小さい頭でたくさん考えたんだと思います。

 

でも、落ち着いて、そっとしておいてくれたのは、パパにも私にも本当にありがたかったです。

 

2日目、夫は休み休みではありましたが、みんなでディズニーを思いっきり楽しむ事ができ、子ども達の楽しそうな顔に、笑い声に、はしゃぐ姿に、本当に来てよかったと思う事ができました。

 

しかし3日目、事態は急変するのです。

 

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自宅へ戻ることになっていたこの日、朝起きた時から、顔が全く違って見えました。

顔色が酷く悪く、覇気がなく、溜息ばかりついていました。

 

昨日の調子が嘘のように、また食事も摂らなくなってしまったのです。

 

空港へ着いた時には、ベンチに座り、ただただ目を閉じ、溜息ばかり。

 

昨日寝るまでは、

少しリフレッシュになったかな、

良かったなぁ、

幸せだったなぁ、

これで、少し良くなったかな

と思っていた私は、奈落の底に突き落とされたような気持ちになりました。

 

私自身、旅行の疲れもあったのだと思います。

フライトまで まだある時間を、子ども達と過ごさなくてはならないのに、この先の不安が急に押し寄せて、目眩や貧血、全ての音が篭ったように聞こえて来て、全く余裕がなくなってしまったのです。

 

プレイスペースで子ども達を遊ばせながら、何度も何度も涙が溢れそうになりました。不安で心が折れそうでした。

 

隣にいる夫に気付かれないよう、必死に涙を堪え、

このままじゃダメだ。

このままじゃ私まで倒れてしまう。

私が倒れるわけには絶対いかない!

しっかりしなきゃ!

私が家族を支えるんだ!

私以外にはいないんだ!

 

と自分を奮い立たせ、なんとか自宅に帰る事ができました。

 

職場から病院へ 

そして翌日、、、

また気が重い、空気の重苦しい朝、なんとか夫に旅行のお土産を持たせて、職場へ送り出したのです。

そして私は、長女と次男を幼稚園のバス停まで送り、戻ると・・・

なんと自宅の前に夫の車があったのです。

 

あー行けなかったか。

やっぱり無理だったか。。

 

ついに、この時が来てしまったか。

 

という気持ちで、自宅のドアを開けたのでした。

 

 

職場へ行った夫は、信頼できる先輩に、今の状況を全て話したそうです。

そして、話しながら泣いてしまったと、その時の状況は殆ど覚えていない、と言っていました。

先輩からは、このままじゃ仕事にならないし、とりあえず今日は自宅に戻って休むよう言われたそうです。

 

そして、病院に行きたがらなかった夫が「今すぐ病院へ行く。」と言ってくれたのです。

 

病院での診断は「典型的なうつ病」

 

今の状態で、出勤はさせられない、と。

今はまず自宅でゆっくり休む事。

と言われました。

そして、何より私がショックだったのは、

 

なんで今、この状況で旅行になんか行ったの!?

絶対ダメ!!

疲れてるのに、さらに疲れさせてどうするの!

 

と言われてしまったのです。

 

まさか私が、夫の状況を悪くしてしまっていたことに、とてもショックを受けました。

 

・・・でも、うつ病と診断されて、何より一番強く思ったのは、

 

これで、夫が職場から解放される

 

という事でした。

 

その日の夜、子ども達を友人に預け、

2人で職場の上司や先輩と話をし・・・休職期間に入ったのです。

  

次回は、

【毎日家にいるようになったパパについて、子ども達に伝えたこと】

を書いて行きたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。