2020年、小学校でプログラミング教育が必修になるらしい。この情報を知ったのは昨年末、私も工学を少しだけかじったことがあるだけに、非常に興味深い話題であった。
将来選択の幅を広げるため、子供たちには十分な教育機会を与えてあげようというポリシーが我が家にはあるため、プログラミング教育について考えてみた。
目次
IT人材の不足
これは、日本でのIT人材不足が背景にあるようだ。経産省が発表している推計では、IT産業が急成長している中、IT人材はすでに17万人も不足しており、2030年には80万人近くも足りなくなるという。私的には、これだけコンピューター技術が発展しているのだから、近い将来、コンピューターがIT人材の役割を担うのでは?と思っていたのだが、やはり人材は必要らしい。
世界のプログラミング教育事情
世界のプログラミング教育事情はどうなのか?
すでにイスラエルやエストニア、オーストラリア、韓国、ニュージーランド、フィンランドにおいてプログラミング教育の必修化が実施または計画されている。特にイスラエルでは、2000年から高校3年間の必須科目である「コンピューターサイエンス」でプログラミング教育が行われるなど、早くから取組みを進めているらしい。
そう、日本はプログラミング教育で遅れをとっているのだ。
小学校でのプログラミング必修化は2020年から
文部科学省はロボットや人工知能など、最先端技術に対応できる若い世代を育てようと、プログラミングを2020年度から小学校で必修化することを目指している。文科省の有識者会議では、「将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての『プログラミング的思考』を育むこと」を目的にプログラミング教育を必修化すると議論されている。つまり「プログラムを組むこと」ではなく、「考え方を学ぶこと」がその目的である。確かに、今後の社会で必要なスキルは、「作業を淡々と行える力」ではなく、「自ら論的に考える力」が重要視されると予想される。
「自ら論理的に考える力」を養うためにプログラミングを必修化しましょうというのが本来の趣旨なのである。
すでに首都圏を中心に「プログラミング教室」が数多く存在し、小学生の習い事でも人気らしい。
我が家でもプログラミング教育を始めてみた。
子供がプログラミングに興味を示す
プログラミングは今後、重要であるということはよく分かった。子供もプログラミングに興味津々で「パパ〜、プログラミング教室に行きたい!」という意欲がある。「よし、行って来なさい!」と胸を張って言いたいのだが、こんな田舎にプログラミング教室なんていうハイカラな習い事は存在しなかった・・・。 田舎も住めば都であるが、こういう時に不便さを感じる。いや、嫌気がさす。
パパは子供のために無我夢中でネットを駆使してプログラミングについて調べた。
ネットの情報とは本当にすごいもので、すぐに最適な教材を発見したのです!
レゴ® WeDo 2.0はすごい!
何とあのレゴからプログラミング教材が発売されていることを発見した。
その名は、「WeDo2.0 」というキットである。
WeDo 2.0とは、小学生向きの身近な科学的問題を題材にしたアクティブラーニングに最適な教材であり、iPadなどと連携し、アイコンのドラッグ&ドロップで簡単にプログラミングが出来るようになっている優れものである。
WeDo 2.0の中身
おなじみのレゴブロックにプラスして、モーター、モーションセンサー、チルトセンサー、タイヤなどの部品が付属されています。
プログラミングの動作、レゴの動き
プログラミングはiPadから行うことができます。モーターとはBluetooth接続で連携させます。プログラミングだけではなく「引く力」や「速度」、「カエルの成長」など仕組みもわかるような教材(アプリ)となってます。
WeDoのプログラミング画面です。アイコンを並べるような感じで作成し、直感的に理解ができるよう工夫がされています。それぞれのアイコンに意味があって、再生ボタンが押されると左から順番に実行されます。
スタートボタンを押すと、①右の上に「3、2、1」と表示、②パワーモーター出力10、③モーター左回転、④2秒間モーターが動くというプログラミングです。
上記のプログラミングを入力したレゴの動きです。
まとめ
おもちゃプログラミング入門としては最適な商品だと思います。子供も興味津々で教材にはない動きもマスターしようと奮闘中です。この教材を使って、様々な問題を解決していくスキルを自然と育むことができれば良いなーと思います。
将来的には、プログラミング教室に通わせたいと思っていますが、この田舎に教室ができるのは、50年後かもしれない・・・。
それにしても今の子供は、プログラミング、英語など学ぶことが多すぎて大変ですよね〜。私が小学校の時は、朝顔を育てました!ミョウバンを大きくしました!先生あのね!とかのレベルだったのに・・・。
時代の流れは怖いっていうか、想像できない。