思いつきな生活

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【薪ストーブと焚き火の違い】なぜ、火は僕を魅了するのだろうか?

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なぜ、キャンプに行くのですか?」と聞かれたら、迷わず「焚き火のためです。」と答えるぐらい、焚き火が好きだ。 

 静寂な闇の中で、パチパチと薪が燃える音と匂い、そして炎を見ながらウィスキーを飲む。そんな幸せなことがあって良いのだろうかというぐらい幸せな時間である。

 

炎を見ているとすべてのことを忘れることができる。

 

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僕は焚き火がキャンプの醍醐味であると断言できる。

 

焚き火好きが高じて、家を新築する際に薪ストーブを導入した。

 

薪ストーブを導入してから、家でも火遊びができるようになった。

 

子供達は相変わらずゲームはよくするが、炎の鑑賞が心底好きになってしまい、テレビを見る時間が減り、家族との会話も自ずと増えていった。

 

揺らめく炎は、家族の心を安堵させ、そしてエアコンにはない独特な暖かさで体の芯から温まるのを感じる。

 

もう薪ストーブがない生活は考えられないぐらい、生活の一部と化している。 

 

火遊びは、これからも一生、楽しむものの一つである。

 

そもそも、薪はなぜ燃えるのだろうか?そして、なぜ火は僕を魅了するのかを考えてみた。

 

目次

薪はなぜ燃えるのか?

薪が燃えること=燃焼である。

 

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燃焼という現象は、燃料である薪と空気が化学反応し、二酸化炭素と水を生成する時に熱エネルギーを発散することである。

 

薪の燃焼過程(薪の燃焼と温度の関係)は4段階に分けられる。

 

①薪は着火して100℃を超えたところから薪内部の水分が蒸発し、木材表面で炭化が始まる。

 

②260℃以上になると急激な発熱反応が始まり、木炭ガスが放出され、このガスと空気が混ざりあうことにより270℃で引火する。そして290℃を超えるとタール(クレオソート)の生成が始まり、350℃でガスの放出が最大に達する。

 

③400℃以上で、タール分がガス化し、煙を放出しなくなり、薪の重量減少が急速に進み、炭が形成される。450℃で発火臨界点に達し、ガスの放出が止まり、タール分を生成しなくなる。

 

④ 500℃でおき火(赤熱燃焼)になる。酸素と混ざった薪の炭素が高温で燃えている状態で、二酸化炭素を発生しながら、炭との二次反応により燃え尽きると、燃焼に必要のない成分を含む灰が残る。

 

薪ストーブと焚き火の違いは

薪ストーブと焚き火は、薪を燃やすことには変わりないが、決定的に違うことがある。

 

それは、焚き火は空気の出入りが開放的なのに対し、薪ストーブは密閉されていて空気量を調整できることにある。

 

焚き火は空気をどんどん使って排出するのに対し、薪ストーブは、空気の入り口を調節して、必要なだけの空気を取り入れながら燃焼する仕組みになっている。

 

 焚き火は、火そのものも暖かさしかないので、3メートルも離れてしまうと暖かさを感じられないが、薪ストーブは燃焼で生じた熱を、本体の表面からの輻射熱に変えるので、家全体を温めてくれるのである。

 

まとめ

薪を燃やすという行為は、最も原始的な行動であり、単純なことである。

この単純な行為が、僕を魅了するのであろう。

 

子供は火遊びが大好きである・・・・、あれ、僕ってやっぱり子供なのか。