大事な本、それは私にとって宝物です。
皆さんにも大事な本ってありますよね。
大事な本は、本棚にしまい、収まっている姿にうっとりするというのが、私の小さな幸せで、疲れた時などは「本棚に収まっている本を見る(読むではなく)こと」がストレス発散の一つとなっています。
これからは、Kindleなどの電子書籍が大きなシェアを占めることになると思いますが、やはり本は「紙」で、気に入った本は本棚にしまっておくというのが醍醐味だと私は思います。(kindleも持っていますが、いまいち馴染めません。言葉では表現できませんが、本を持っているという所有欲ですかね。)
しかし私は、今まで家具屋で理想の本棚に巡り会ったことがありません。
これまでにニ◯リや無印◯品の本棚を購入し、お気に入りの本を収めていたのですが、理想の本棚ではありませんでした。
家具屋の本棚は、「奥行きが深過ぎる」、「高さが足りない」、「棚板が弱く、数年でしなる」、「扉がついている」など欠点が多く、自分が満足するものに出会ったことがありません。
満足な本棚に出会えないまま数年経ち、やっと理想の本棚に出会いました。
それは、自作の本棚です。
ネットで色々と調べていたら、私と同じ悩みを持ち、自分の理想とする本棚を自作し、そのノウハウをWebサイト上に公開している方がいました。
「戸田 隆氏(ハンドルネーム:戸田プロダクション)」という方です。
戸田氏も「家具屋の本棚の七不思議」として
①天井まで届く高さのモノがない
②やたら奥行きばかり有り過ぎる
③肝心の棚板がほとんど太鼓作り
④不要なガラス窓や扉などが付く
⑤そのくせ裏板の強度に不安有り
⑥上等な品物ほど派手で悪趣味だ
⑦息の長いロングセラー品もないと
ほとんど全国の家具屋の本棚に共通する問題点だと述べています。
戸田氏のHPには、自作の本棚作成のノウハウがすべて公開されており、戸田氏は全国にいる本棚難民の神様と言えるでしょう。
そのノウハウを本にしたものが「清く正しい本棚の作り方」であります。

- 作者: (TT)戸田プロダクション
- 出版社/メーカー: スタジオタッククリエイティブ
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 単行本
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この本は、単なる本棚作成のノウハウ本ではなく、DIYの教科書だと思います。
そして、戸田氏の本棚に対する思いが、これまでもかというほど込められているので、読み応えもありますし、単純に読み物として面白いです。
私も清く正しい本棚の作り方を購入し、実際に4本の本棚を作成しました。
壁一面に並べられた4本の本棚はただ、単純に美しいです。
もちろん「清く正しい本棚の作り方」は、自作の本棚の中央(大事な本の一つです。)に収まっています。
理想の本棚を探している方は、是非「清く正しい本棚の作り方」を手にとってください。