今回から我が家の薪ストーブライフをブログに書いていきます。
目次
薪ストーブの歴史
薪ストーブ、それは原始的な暖房器具であり、その歴史は古い。「フランクリンストーブ」から始まった薪ストーブの歴史。アメリカの政治家、物理学者、気象学者である「ベンジャミン・フランクリン」が、従来からあった暖炉や箱型の薪ストーブの欠点を見直し、現在の薪ストーブの原型を開発した。
薪ストーブは、14世紀後半にフランスで誕生し、その後ヨーロッパ各国でつくられるようになった。17世紀は、まだオイルランプ、ロウソク以外の照明が開発されておらず、薪ストーブや暖炉には、暖房だけでなく夜の照明としての役割もあった。当時の薪ストーブは、せっかく温めた空気と煙が熱伝導することなく煙突から外に出ていくという暖房器具としての欠点があった。その欠点を解消すべく、「ベンジャミン・フランクリン」が現在の横長ボックスタイプを取り除いたような開放型の薪ストーブを開発した。炎の熱と熱せられた鉄から放射する輻射熱で温まる仕組みは、現在の薪ストーブと変わらない。この「フランクリンストーブ」を模倣した薪ストーブが徐々に市場に多く登場することになり、18世紀のアメリカでは、薪ストーブが一般家庭に普及するようになった。
出典:薪ストーブ大全(株式会社地球丸)
薪ストーブの魅力
薪を割り、焚き付け用の薪をくべて着火した後、美しい炎が上がり、焚き火の何とも言えない懐かしい匂いが立ち上がる。パッチーンという音が聞こえたら大きい薪を薪ストーブに入れる。
炎はさらに大きくなり、焚き付け用の薪とは違った匂いが立ち上がり、だんだん薪ストーブ自体が暖かくなっていく。炎が落ち着くと、薪ストーブの暖かさも優しくなり、ゆっくりと部屋全体が暖かくなる。これは、エアコンでは味わない感覚である。
子供の時からライターいじったり(よく両親に怒られていたが)、ゴミを焼却機で燃やす、落ち葉を燃やし焼き芋を作るなど、火遊びが大好きだった。家を建てるときは、絶対に薪ストーブを入れたいと思っていた。
単純に火が好きなのである。ただそれだけ。
薪ストーブを導入してからテレビを見ることが少なくなった。揺らめく炎を見ていると自分の心を解してくれる、そして薪の匂いを嗅ぐと、時間が経つのを忘れてしまう。
我が家の薪ストーブ
薪ストーブを購入すると決まってから薪ストーブのカタログを片っ端から読み込んだ。
「価格」「サイズ」「重量」「機能」「暖房方式」「デザイン」「最大出力」などを考慮し、じっくり時間をかけて選ぶのが本来の姿であるが、デンマーク製の「Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)」をカタログで見つけたとき、瞬間的に「これだ!」と一目惚れをした。
そのデザイン、機能性、カタログで見る炎の美しさ、もう他の薪ストーブが目に入らなくなってしまった。
即決であった。(即決で後悔することが多いが、今回は後悔していない。)
Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)について
Hwam(ワム)は、デンマークの新興ブランドであり、有名デザイナーを起用した現在的なモデルにラインナップを特化し、同ジャンルではトップクラスの販売を誇っている老舗メーカーである。その中でも、この「Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)」は、ワム創業当時のデザインを踏襲し、現代建築にもマッチするプロモーションが魅了的なクッキングストーブである。
主要スペック
・本体サイズ(幅×奥行き×高さ):600×400×721(オーブン付き:1099)mm
・最大薪長さ:35cm
・重量:178.2kg(オーブン付き)
・本体材質:鋼板
・暖房方式:輻射・対流複合式
・燃焼方式:クリーンバーン
・最大出力:6880kcal/h
・燃焼効率:79.3%
・最大暖房面積:150㎡
・本体カラー:クラシックブラック
「Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)」は、ガラス越しからの炎がとにかく「美しい」です。そして美しいたたずまい。ただ、そこに立っているだけで「絵」になる。
オーブンでは、ピザや焼きリンゴを美味しくつくることができ、ガスコンロを使わず、経済的でもある。
この「Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)」は、我が家の主役です。
※2階の吹き抜けから見た「Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)」
※Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)から伸びる煙突
※煙突(屋外)
今回は「Hwam CLASSIC4(ワム クラシック4)」についてでした。