思いつきな生活

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【資格試験】「男」が秘書検定を受験した時の恥ずかしさ

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こんにちは、えびろぶです。

みなさん、秘書検定という資格はご存知でしょうか? 

 

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女子大生が就職活動を有利に進めるために取得する資格というイメージがあると思いますが、最近は女子大生に限らず、入社10年を超えた女性社員や男性も受験するような資格に変わってきているそうです。

秘書検定は、国家資格ではありませんが、文部科学省後援ビジネス系検定で今までの累計受験者数は700万人を超えているメジャーな資格試験となってます。

 

私もあることがきっかけで、秘書検定を受験し合格をしたのですが、まずは秘書検定の概要からです。

 

目次

 秘書検定とは? 

「人柄」のいい人とは,その人と会ったとき「感じがいいな」と感じられる人のことです。なぜ感じがいいのか。それは「言葉遣い」「話し方」「態度」「振る舞い」などの「人柄の要素」が普通の人とは違っているからです。この「人柄の要素」はどのようにすれば勉強できるのか。
秘書検定の3級と2級も人柄の要素を学ぶわけですが,筆記試験なので知識としては学べますが,それだけではあの人は感じがいいなというところまでにはいきません。例えば話しの仕方やお辞儀の仕方は知識だけではできないことでも分かります。

ではどのようにすればよいのか。具体例を一つ挙げます。面接試験では最初に審査員の前で,面接番号と名前を名乗ります。例えば「面接番号,18番,山田花子と申します。よろしくお願いいたします」といって丁寧にお辞儀をするのが一般的で良い名乗り方です。が,「面接番号18番山田花子と申しますよろしくお願いいたします」と言う(,。に注意)人がいます。このような人はお辞儀もちょこんです。感じのよさはこれだけで分かりますから,極端ですが合否判定できるくらいです。

これでお分かりでしょうがこれは知識だけでは出来ないことです。現実の社会で人に求めるものは人柄のよさです。就職試験などでは,人柄のよさが採用の際の選別基準にもなっているほどです。
秘書検定は,このことを理解して受験されるようお薦めします。

 出典:公益財団法人 実務技能検定協会HP 

秘書検定で問われるもの  

 秘書検定では、「必要とされる資質」、「職務知識」、「一般知識」、「マナー・接遇」、「技能」の5つの領域が問われます。

1.必要とされる資質

 秘書の仕事は上司の身の回りの世話や仕事の手助けです。それを適切に実行するための感覚,判断力のようなものが秘書の資質ということです。変則的な来客をどのように取り次ぐかなどの判断,上司が何を望んでいるかなどを察して対応する気の利かせ方などが問われます。

2.職務知識

 上司の留守をどのように預かるか。上司の仕事をどのように手伝うかなど,秘書特有の仕事の仕方について問われます。

3.一般知識

 秘書はビジネスの場で仕事をします。そのためには,上司や身の回りの人が話す言葉が理解できる必要があります。とはいっても大げさなことではなく,上司の仕事を手助けするためにはこのくらいは知っていなくてはという,社会常識的な範囲で主に経済用語が問われます。

4.マナー・接遇

  ビジネスの場では礼儀作法をビジネスマナーといいます。マナーは対人関係では欠かすことのできないものです。上下関係のある人の集まりである職場では,ビジネスマナーを心得ていないとその一員にはなれません。目上の人(上司・先輩・来客など)にはどのように接すればよいか,対人関係の基本となる言葉遣い,来客にはどのようにお茶を出すか,社交常識(主に弔事・慶事)などについて問われます。

5.技能

  ビジネスの場で必要な,文書,ファイリング,事務用品,会議などについての初歩的な知識,用語。また,オフィスの環境整備について常識的なことが問われます。

出典:公益財団法人 実務技能検定協会HP

 

受験者の状況

下記の引用を見ていただくとわかるように、主に就職活動を控えた学生が多く受験していることがわかります。

現在、秘書を業務としている人は1.5%と低い割合となってます。なお、男女比の割合はなぜか公表されていません。 

学生(大学生、短大生、専門学校生、高校生):78.3%

会社員等:14.8% 

秘書:1.5% 

その他:5.4%

出典:公益財団法人 実務技能検定協会HP 

 

なぜ、私は秘書検定を受けたのか?

突然、秘書を拝命!

 ズバリ、会社社長の秘書に命じられたからです

 まー、人事異動というのは摩訶不思議なもので、こんな世間知らずのボンクラな私でも会社社長の秘書に命じられたのです。内示を受けた時は、「えっっ!!!秘書ですかっっ!!!」とびっくり仰天し、少々取り乱したことを今でも鮮明に覚えています。

この礼儀作法の「」の文字も知らないおっさんに・・・できるのか・・・・笑

でも、意外にもすぐ適応しちゃったんですよね笑。

慣れてしまえば秘書って楽チンで、しかもお偉いさん達と絡む機会が多く非常に勉強にもなりました。

周りの同僚からは、「秘書って大変でしょう??色々と面倒なこともあるし、何より気を使う仕事だよね。」と言われて、私は「そうなんですよ、ストレスもかかるし、何より気を使うよ(嘘)」と答えていたのですが、内心は「こんな楽な仕事があるんだ。ずっっと秘書やっていたいなーー、何より色々なお偉いさんと喋るのが楽しい!!」と思っていました。(性格悪笑)

秘書の業務は、主に社長と役員のスケジュール管理、会議資料作成、社長の鞄持ちで、残業もほぼなし。

しかも秘書室は、エアコンが使え(北海道は夏場クーラーを使えないところが多いです。)、フカフカの絨毯を完備し、もうそれは快適としか言えないような職場でした。

 

 で、なんとなーく、しばらく秘書業務をこなしていたのですが、「秘書なら秘書検定でも受けてみるか!」と軽い気持ちで受験しようと思い、「秘書検定2級」の勉強を始めました。

「秘書検定2級」の勉強は、めちゃくちゃ楽しかったです。しかも、ビジネスマナーなんて学んだことがなかったので、大変勉強になりました。

例えば、

・お客様が来た時に、部長がいない、その時はどのような対応がベストか?(知らねーよ。)

・手紙の慣用句(貴殿、貴社、拝啓とか堅苦しい文章の使い方)

・ホチキスの正式名称は?(正解=ステープラーと言います。知ってる人はあまりいませんよね笑、っていうかこの知識いらんだろ。)

・不祝儀袋の使い方(これは、非常に勉強となりました。)

・「参る」の使い方(参る!!)

など、まーぶっちゃけ、どうでも良いような設問などもありましたが、、。

 

試験当日の恥ずかしさ

準備万端で試験会場に到着。

噂では、男性受験者はほとんどいないと聞いていたので覚悟はしていたのですが、試験室に男性は私を含めて2名

正直、恥ずかしかったです。しかもその男性は学生っぽい。私、おっさんです笑。

ここは、女子大かというような雰囲気。(内心ウキウキしていたけど・・)

このおっさん、なんで秘書検定を受けているのだろう」という、周りの女性からの視線が痛い笑。(正直、この時点でドロップアウトしたかったです。)

そんな、辱めを受けている中、試験開始!

なかなか、周りの雰囲気に圧倒され試験問題に集中できない。(化粧?香水?の匂いがプンプン会場内に広がっており、匂いで頭がクラクラ。)

集中できないまま、試験終了。

手応えはあったが、もしかしたらダメかもと思っていましたが、なんとか合格をして「立派な合格カード」をもらいました!

 ちなみに合格率は50%でしたので、そんなに難しい資格ではないようです。

まとめ

私自身、国家資格を含め何個か資格を持っていますが、秘書検定はオススメです。特にビジネスマナーを学んでいない中堅社員は、冠婚葬祭や会議などで役に立つことがあるので、受験をオススメします。あと、試験会場で若い気分も味わうこともできます笑。

 

余談

秘書検定を取得し、本格的にやるぞーと息巻いていたのですが、すぐ人事異動砲が発射され、全然関係ない部署に異動になってしまいました・・・終。